お客様とのご相談のやり取りの中で、当所が「そのような場合はご仏壇を置かれると良いと思います」とお伝えした時に、「神棚はあるのですがそれではダメですか？」というご質問をいただくことが多いです。

 

また、その逆で、神棚を…とお伝えしますと仏壇があれば良いですか？というご質問も多くいただきます。

 

そこでここでは神棚と仏壇の違いや、どちらもお家の中に置く場合の注意点や配置方法等をまとめていきます。

 

 

 

神棚と仏壇の違い

神棚とご仏壇の違いをできる限り簡単な言葉で表しますと、

●神棚＝お家の中の神気が宿る場所

●仏壇＝ご先祖様を供養する場所

となると思います。

 

神気とは『神棚の下に何を置く？神棚を配置する際の注意点』に記載しましたように、「万物のもとになる気。精神力。気力。活力。不思議な霊気。神々しいような趣。」と辞典等に記載されています。

風水的にいえば、神様が運んできてくれる良い気というイメージでいていただければ良いと思います。

 

これだけお読みいただいても分かっていただけるかと思いますが、神気が宿る神棚と、ご自身のご先祖様を祀るご仏壇は違う物となります。

 

 

神棚と仏壇はどちらも置いた方が良いのか？

上記しましたように神棚と仏壇は違います。

 

神様によって人の運気は上がりますし、ご先祖様によって人は守られているものですので、神棚と仏壇はどちらもお家の中に配置して毎日手をあわせて感謝の思いを伝えられた方が確実に良いと当所は考えております。

 

風水学や家相学でお家の運気をよくすることで神様が寄っていってくれやすいお家とすることで、そこに住む方の運気は大きく上がります。

 

ご先祖様が生きていらっしゃった間につんでくださった徳や、仏様となられてからのお力によって、この世に生きる私たちは日々守っていただいているといいます。

 

運気を上げて厄難を除けやすくするためにもぜひ、神棚と仏壇はどちらも配置するようにしましょう。

 

 

 

 

神棚と仏壇の配置方法

神棚については『神棚の下に何を置く？神棚を配置する際の注意点』、仏壇については『ご仏壇の置き場所やご位牌やお供え物の飾り方』に記載しましたように、配置方法や配置場所には多くの共通点があります。

 

それはやはりどちらも神聖な場所であり、強いパワーが宿る場所であるからこそなのだと思います。

 

 

〈神棚と仏壇〉共通する配置方法

●人がよく集まるような明るい場所を選ぶ

●東～南方位に向くように置く

●梁や下り天井の下に配置しない

●1階に設置する場合は2階に人が居ないような場所にする

 

 

 

 

神棚と仏壇を同じ部屋に配置しても良いのか？

上記しましたように神棚と仏壇を飾るのに良い場所や・置く時の注意点にはかなり共通点が多いことから、同じ部屋に配置することになってしまうことがほとんどだと思います。

 

上記したような理想的な配置場所が沢山あるようなお家でしたら、違う場所に配置できる方がよいと思いますが、上記のような理想的な場所がお家の中に一つしかないと思う場合は、同じ部屋に配置しても問題ありませんが、できる限り以下の配置方法だけは守っていただければよいと思います。

 

 

神棚と仏壇を同じ部屋に配置する時の注意点

●上下の位置とならないように神棚の下に仏壇・仏壇の上に神棚を配置しないこと

●神棚はそのお家の世帯主様より高い場所に配置する＝仏壇よりも神棚が上になるようにすること

 

 

以上となります。

 

毎朝、神棚とご仏壇のお供え物を新しくし、手を合わせて日ごろの感謝の思いを伝え、より良い気の中で暮らしていかれてください。

 

 

 

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